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古式打毬の更なる充実と後継者の育成、発展を図ります 

山形豊烈打毬

山形豊烈打毬保存会

会長あいさつ  大久保 靖彦

 平成18年9月14日、好天のもと山形グランドホテルの会場を埋めた個人及び事業所等会員100名の熱い期待の中、山形豊烈打毬保存会の結成を見てから早いもので十周年を迎えることができました。この間、当会歴代役員をはじめ会員皆様のご努力の賜ものと厚くお礼申し上げます。
 今年も山形市の神社の最後のお祭りである豊烈神社の例大祭が10月6日、好天に恵まれ挙行されました。今年は人出も多く、おみこしも盛んでしたが打毬も滞りなく行われました。今年の打毬は好試合が多く得点もかなりのものでした。徒打毬も元気良く、将来が楽しみです。今年も水野忠俊様御夫妻に御来形いただき、たいへん興味深いお話を伺いました。
 宮中では今年も、新春恒例の歌会始が1月14日、皇居正殿「松の間」で行われ、天皇、皇后両陛下をはじめ、皇族、召人、そして国民から寄せられた18,962首の中から選ばれた歌が披講されました。その進行を司る読師(どくじ)に、水野様が任命されたことは、たいへん名誉なことです。終了後の直会で、皇后陛下が打毬のお話をされたそうです。ご存じのとおり打毬は、宮内庁、山形の豊烈神社、八戸と全国三ヵ所しかありません。皇后陛下より水野藩ゆかりの縁でお話が出たことはたいへんありがたいことです。
 保存会設立十周年を契機として、これからもこの伝統を受け継ぎ末永く伝えていきたいものです。

会報十周年記念号より掲載させて戴きました




山形豊烈打毬保存会について